パンダ理容室
創業50周年記念ニュースレター

こんにちは！

パンダ理容室の和田 郁夫と申します！

この度、当グループが創立50周年を迎えるにあたりまして、

当社が歩んで参りました50年間を振り返ると共に、パンダ理容室はこれから先、何を目指して邁進していくのかを、僭越ながらこのようなニュースレターという形で述べさせて頂くことになりました。

3回に渡ってお伝えしていく予定ですので、どうかお付き合い頂ければ幸いです！

私たちは創業から一貫して、人との出逢いを大切にする理容室として、
半世紀に渡り、お客様、関係各社の皆様に支えて頂きながら、かけがえのない仲間と共にこれまで歩んで参りました。

2022年。
時代は令和に突入し、今やデジタル化はどんどんと進み、様々な産業で効率化の波が押し寄せている中、なぜ、私たちが人との出逢いを大切にする考えを50年もの間ずっと貫いてきたのか。

その理由を知って頂くためには、
パンダ理容室の創業者である私たちのマスターのお話をする必要があります。

私たちのマスター、末吉 昭利は現在千葉県南房総市在住。

既に当グループの代表を退いており、現在は相談役として日々陰ながらスタッフの面倒やサポートをしております。
（この写真は、創業して数年の時のマスターです！）

今からちょうど50年前の1972年に、この越谷の地にパンダ理容室1号店をオープンしました。

実はマスターは、幼い頃に両親を亡くしており、大人になるまでの間、いくつもの家庭を転々とする時代を過ごしておりました。

ちょうどその頃は戦後間もない日本ということもあり、激動の時代でもありました。

何度も訪れる、育ててくれた方々との別れの寂しさを経験したことで、マスターは人との出逢いを大切にしたいという想いが強く心に刻まれたんだそうです。

とは言え、離職率も高く、人の流動が本当に激しいこの理美容業界において、

人を大切にし続けることは本当に難しく、サロンをオープンしてからも困難の連続だったそうです。マスター自身、サロンを経営する中で、人との出逢いを大切にすることの意味を何度も何度も考えては模索していったそうです。

スタッフを雇用し、育成していくには様々な手段が在ります。

しかし結局最後は、絶対に諦めない心と、どんな問題を抱えるスタッフでも出逢った以上は絶対に見捨てないという信念が一番重要なんだと、マスターは言います。

「出逢ったからには幸せになってほしい」

これはマスターの口癖でもありました。

何度も何度もスタッフ一人一人と根気よく向き合うことで、

目に見えない根が地中深くまで張り巡っていき、まだ見ぬ可能性の花がある日突然と咲き誇り、キラキラと輝き、活躍していくシーンを目のあたりにする度に、本当にこの仕事に出逢えて良かったと、心から喜びに満ち溢れたそうです。

少し私のお話もすると、

私がパンダ理容室に入社したのは、1999年。

その頃のパンダ理容室は既に創業27年を迎えており、マスターの弛まぬ指導とスタッフの躍進もあり、既に越谷でも繁盛店として活気に溢れていました。

私自身、マスターにはそれこそ親のように育ててもらいました。

今でも鮮明に覚えているのが、私が入社して3年目の頃。

家の事情で山形の実家に戻ろうとしたことがありました。実家に帰るということは、当然志半ばで理容師を辞めることになるので、苦渋の決断ではありましたが、止む無くマスターに辞める旨を伝えに行きました。

するとマスターは私に、

「君が夢を諦めてしまうのは簡単なことだ、一番悔しいと思うのは他でもない君の親御さんなんだよ」

この言葉をマスターから言われて、私はハッとしました。

若年ながら、親のためを思って取ろうとしていた決断が、

まさか親を悲しませるなんて、思ってもいなかったからです。

若かった自分には、マスターの言ってる意味を完全に理解することは出来ませんでしたが、マスターのその真剣で真っすぐな言葉の重みと迫力に圧倒され、その場で理容師を続けることを決意。そして、気が付けばこのパンダ理容室で20年の歳月を経て、今日にまで至ります。

私だけではありません。

このような話は、この50年の歴史の中で本当にたくさんたくさん存在します。

スタッフ一人一人、仲間と、そしてお客様との何千何万、何億という「出逢い」が存在するんです。

辛いことも、悲しいことも、嬉しいことも、楽しいことも、

全てマスターと、そして仲間と共に経験し、その経験をバネにお客様に少しでも還元していけるよう、これまで全力で努めて参りました。

私たちが人との出逢いを大切にする理由。

それは、どんな時代が来ようとも、人と人との出逢いはかけがえのないものであり、

その出逢いの中でしか本当の幸せは掴み取れないと確信しているからです。

だから私たちは、人との出逢いを大切にすることを根底に、

今日もフロアに立ち、仲間と共にお客様を精一杯の気持ちでお迎えしています。

今回は第一回目ということで、

パンダ理容室が人との出逢いを大切にする理由をお話させて頂きました。

少しでも、パンダグループのことを知って頂けたらとても嬉しいです！

次回のニュースレターでは、

私たちが接客で最も意識している「指先に真心を込めて」についてお伝えできたらと思いますので、

引き続きどうか宜しくお願い致します！

パンダグループ　和田 郁夫